コピー&ペースト(Copy and Paste/コピペ)

コピー&ペースト(Copy and Paste/コピペ)とは、文字や画像、ファイルなどを複製して、別の場所にそのまま貼り付ける操作のことです。「コピー」で複製を一時的に預け、「ペースト」で貼り付けるという2つの操作を組み合わせたもので、パソコンやスマートフォンで最もよく使われる基本操作のひとつです。

現実世界に例えると、コピペは気に入った文章をコピー機で写し取り、そのコピーを別のノートに糊で貼ることのようなものです。元の文章はそのまま残り、同じ内容を何度でも好きな場所に貼れます。

操作のしくみ

裏側で起きていることです。コピーすると、選んだ内容が「クリップボード」と呼ばれる一時的な保管場所に預けられ、ペーストするとそこから取り出されて貼り付けられます。アプリをまたいでも同じ保管場所を使うため、Webページの文章をメールに貼るといった、異なるソフトの間でのやり取りができます。

覚えておきたいショートカットキー

手早く操作する方法です。コピペは、マウスの右クリックのメニューからも行えますが、キーボードの組み合わせを覚えると格段に速くなります。切り取りの操作と合わせて覚えておくと便利です。

操作 Windows Mac
コピー Ctrl+C command+C
切り取り Ctrl+X command+X
貼り付け Ctrl+V command+V

コピーと切り取りの違い

似た操作との区別です。コピーは元の内容を残したまま複製するのに対し、切り取りは元の場所から取り除いて、別の場所へ移すための操作です。文章の段落を入れ替えたいときは切り取り、同じ文を別の場所でも使いたいときはコピー、というように使い分けます。

書式を付けずに貼り付ける

知っておくと便利な技です。Webページなどからコピーした文字をそのまま貼ると、元の文字の大きさや色まで一緒に貼られて、文書の見た目が崩れることがあります。多くのソフトには、文字だけを貼り付ける機能があり、Wordでは「形式を選択して貼り付け」などから選べます。見た目をそろえたいときに役立ちます。

スマートフォンでのコピペ

指で操作する場合です。スマートフォンでは、文字を長押しして範囲を選び、表示されるメニューから「コピー」を選びます。貼り付けたい場所でも長押しすると「ペースト」が表示されます。最近では、スマートフォンでコピーした内容を、近くのパソコンでそのまま貼り付けられる機能もあります。

考案した人

歴史の話です。現在のようなコピー、切り取り、貼り付けの操作は、1970年代に米国のゼロックスの研究所で、ラリー・テスラー氏らによって考案されたとされています。その後、Appleのパソコンなどに取り入れられて広まりました。今では当たり前の操作ですが、画面を使った操作の発展の中で生まれた発明のひとつです。

文章のコピペには注意

使い方の注意点です。他人の文章を出典を示さずにコピペして、自分の文章として使うことは、盗用や著作権の侵害にあたるおそれがあります。学校のレポートでは、コピペを見つけるための確認の道具も使われています。引用するときは、引用であることを明らかにし、出典を書き添えるのが基本です。

貼り付ける内容を確かめる

セキュリティの面です。Webページからコピーしたコマンドには、見えない文字や、表示とは違う内容が紛れ込んでいることがあります。また、クリップボードの中身をこっそり書き換える不正なプログラムも知られています。振込先の口座番号やコマンドを貼り付けたときは、実行する前に内容をよく確かめましょう。

あわせて知っておきたい用語

  • クリップボード:
    コピーした内容を一時的に預けておく保管場所です。
  • ショートカットキー:
    キーの組み合わせで、操作を素早く呼び出す方法です。
  • 著作権:
    文章や絵などの作品を作った人に認められる権利です。
  • ドラッグ&ドロップ:
    マウスでつかんだものを、別の場所へ移動させる操作です。

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