ガラホとは、折りたたみ式でボタンの付いた、昔ながらの携帯電話(ガラケー)の見た目と操作のまま、中身にスマートフォンと同じ系統のOSを使った携帯電話のことです。通話やメールを中心に、使い慣れたボタン操作で使いたい人に選ばれています。
現実世界に例えると、ガラホは昔ながらの外観を残したまま、中の配管や電気の設備を最新のものに入れ替えた古民家のようなものです。見た目と使い勝手は懐かしいまま、中身は今の時代に合わせて作り直されています。
名前の由来
言葉の成り立ちです。「ガラホ」は、「ガラケー」と「スマホ」を組み合わせた言葉です。ガラケーは、日本独自の進化を遂げた携帯電話を、独自の生き物が暮らすガラパゴス諸島にたとえた呼び方です。ガラホは、そのガラケーの形にスマートフォンの中身を組み合わせたものとして、2015年ごろから各社が発売しました。
中身はAndroidがもと
仕組みの話です。多くのガラホは、スマートフォンでも使われているAndroidをもとにした独自のOSで動いています。そのため、従来のガラケーよりも新しい通信の方式に対応しやすく、一部のスマートフォン向けのアプリも、ボタン操作に合わせた形で使えるようになっています。
ガラケー・スマホとの比較
| 項目 | ガラケー | ガラホ | スマホ |
|---|---|---|---|
| 操作 | ボタン | ボタン | 画面に触れる |
| 中身のOS | 各社独自 | Androidがもと | AndroidやiOS |
| アプリ | ほぼ使えない | 一部だけ使える | 自由に追加できる |
| 通信方式 | 主に3G | 4G(LTE) | 4G・5G |
選ばれる理由
人気の理由です。ボタンを押して操作するため、画面に触れる操作が苦手な人でも迷わず使え、押し間違いも起きにくいのが特徴です。また、画面が小さく機能も絞られているため、電池が長持ちしやすく、本体も丈夫で手頃な価格のものが多くあります。通話とメールが中心の人にとって、無駄のない選択肢です。
できないこと
注意したい点です。ガラホでは、スマートフォンのように自由にアプリを追加することはできず、使えるアプリは限られています。画面が小さいため、Webサイトの閲覧や地図、動画などは使いにくく、スマートフォンでしか使えない決済や行政のサービスに対応していない場合もあります。
3Gの終了で注目された
普及のきっかけです。携帯電話の古い通信方式である3Gのサービスが各社で順に終了し、3Gにしか対応していないガラケーは使えなくなりました。そのため、ガラケーと同じ使い勝手のまま、新しい通信方式に対応したガラホへの買い替えが進みました。ガラケーを使い続けたい人の受け皿になっています。
どんな人に向いているか
選び方の目安です。通話とメールが中心の人、画面に触れる操作が苦手な高齢の方、仕事用と私用で2台を使い分けたい人、子どもに初めて持たせる携帯電話を探している人などに向いています。逆に、SNSや動画、キャッシュレス決済などをよく使う人には、スマートフォンのほうが便利です。
選ぶときの注意
購入の前の確認です。使いたいアプリや機能が、その機種で使えるかどうかを事前に確かめることが大切です。LINEなどの使いたいサービスが対応しているか、通信会社の料金プランが選べるか、電池の持ちや文字の大きさはどうかなどを、店頭で実際に触って確かめると安心です。

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