cron(クロン)とは、決められた日時や間隔でプログラムやコマンドを自動的に実行してくれる仕組みのことです。主にLinuxなどのサーバーで使われ、「毎日深夜2時にバックアップを取る」といった定期的な作業を人手をかけずに自動化できます。「クーロン」と呼ばれることもあります。
現実世界でいえば、決めた時刻に自動で動く「タイマー付きの目覚まし時計」のようなものです。「毎朝7時に鳴る」と一度設定しておけば、あとは自分で何もしなくても毎日きちんと鳴ってくれます。cronも同じように、一度予定を登録すれば決まった時刻に自動で作業を始めてくれます。しかも「毎週月曜だけ」「1時間ごと」といった細かい繰り返しの条件も自由に設定でき、決めたスケジュール通りに黙々と働き続けてくれる、頼れる存在です。
cron図解
cronでできること
cronは、繰り返しおこなう定型作業を自動化するのに役立ちます。
- 定期バックアップ
毎日決まった時刻にデータを自動で保存できます。 - データの集計・更新
アクセス数の集計やデータ更新を自動実行できます。 - メールの自動送信
定期レポートやお知らせを決まった時間に送れます。
crontabの書き方
cronの予定は「crontab(クロンタブ)」という設定に記述します。5つの数字で「いつ実行するか」を指定するのが基本です。
| 項目 | 意味 | 指定できる値 |
|---|---|---|
| 分 | 何分に実行するか | 0〜59 |
| 時 | 何時に実行するか | 0〜23 |
| 日・月・曜日 | いつ実行するか | 日付や曜日を指定 |
cronが使われる場面
cronは、Webサーバーやシステムの運用現場で幅広く使われています。人が手作業でおこなうと忘れやミスが起きやすい定期作業も、cronに任せれば正確に繰り返し実行できます。深夜や休日など、人がいない時間帯に処理を走らせられるのも大きな利点です。サーバー運用に欠かせない基本的な仕組みとして、多くのエンジニアに利用されています。実行を担当するプログラムは「cronデーモン」と呼ばれ、常に時刻を監視し、登録された予定の時間が来ると自動的にプログラムを起動します。なお、Windowsにも同じような役割を持「タスクスケジューラ」という機能が用意されています。



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