IBM(アイビーエム、International Business Machines)とは、100年以上の歴史を持つ、アメリカの大手IT企業です。大型コンピュータ「メインフレーム」の分野で長年業界をリードしてきたほか、近年はAIやクラウド、コンサルティングなど幅広い事業を手がけています。
イメージとしては、IBMはIT業界の老舗百年企業のようなものです。時代の移り変わりとともに主力事業を変えながら、企業向けの基盤を支え続けてきた歴史があります。
IBM図解
IBMとは
IBMは、企業の基幹システムを支えるメインフレーム(大型汎用コンピュータ)の分野で長年にわたり業界を牽引してきた企業です。愛称「Big Blue(ビッグブルー)」でも知られ、コンピュータ産業の黎明期から現在まで、IT業界の中心的存在であり続けています。
創業の背景・社名の変遷
IBMのルーツは1911年に設立された会社にさかのぼります。当初は集計機や計量器などを扱う会社でしたが、1924年に「International Business Machines(国際事務機械)」へと社名を変更し、現在のIBMという名称になりました。100年を超える歴史を持つ、IT業界でも屈指の老舗企業です。
メインフレーム時代
1964年に発表した「System/360」というメインフレームは、企業の基幹業務を支えるコンピュータの代名詞的な存在となり、銀行や官公庁など、大規模かつ止められないシステムを扱う組織で広く採用されました。この分野での実績が、IBMの信頼性を支える大きな基盤となっています。
パソコン市場への参入と撤退
1981年、IBMは「IBM PC」というパーソナルコンピュータを発売し、これが後にパソコンの世界的な標準規格(PC/AT互換機)を確立するきっかけとなりました。しかしその後パソコン事業の競争が激化したことを受け、2005年にはパソコン部門を中国のLenovo社へ売却しています。
主な事業領域(現在)
現在のIBMは、企業のシステムを支えるハイブリッドクラウド事業や、業務改善を支援するコンサルティング事業を主力としています。単なる製品の販売だけでなく、企業のIT戦略そのものを支援する立場へと事業の重心を移してきました。
Watsonという人工知能
IBMのAI技術「Watson(ワトソン)」は、2011年にアメリカのクイズ番組で人間のチャンピオンに勝利したことで大きな話題となりました。膨大なデータをもとに質問へ答える能力を強みとしており、現在は企業向けのAIサービスとしても展開されています。
コンサルティング・クラウド事業
IBMは自社製品の提供にとどまらず、企業の課題に合わせてITシステムの設計・導入を支援するコンサルティングにも力を入れています。他社のクラウドサービスとも連携しながら、企業ごとに最適なシステム環境を構築する橋渡し役としての役割も担っています。
IBMの現在
長い歴史の中で、メインフレーム・パソコン・コンサルティング・AIと、時代に応じて主力事業を変え続けてきたのがIBMの特徴です。現在も企業のIT基盤を根本から支える存在として、着実に事業を展開し続けています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設立 | 1911年(現社名は1924年から) |
| 愛称 | Big Blue(ビッグブルー) |
| 本社 | アメリカ・ニューヨーク州 |



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