オプトイン(Opt-in)

オプトイン(Opt-in)図解 O

オプトイン(Opt-in)とは、メールの配信や個人情報の利用などを行う前に、利用者本人から「受け取ります」「使ってよいです」という同意をあらかじめ得る仕組みのことです。同意した人にだけ実施するため、利用者の意思を最も尊重する方法とされ、広告メールや個人データの扱いでは、法律で求められる場面もあります。

現実世界に例えると、オプトインは「チラシをご希望の方はこちらに名前を書いてください」と受付に用紙を置き、書いた人にだけチラシを送ることのようなものです。頼んでいない人の郵便受けには届かないので、迷惑に思われることがありません。

オプトイン図解

オプトイン(Opt-in)図解
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オプトアウトとの違い

対になる言葉です。オプトインは「同意した人にだけ行う」のに対し、オプトアウトは「全員に行い、断った人だけを外す」仕組みです。出発点が逆になっているため、同じサービスでも、どちらを採用するかで利用者の受け止め方が大きく変わります。

項目 オプトイン オプトアウト
出発点 同意するまで行わない 断るまで行う
利用者の手間 同意の操作が必要 断る操作が必要
対象者の数 少なくなりやすい 多くなりやすい
利用者の安心感 高い 低くなりがち

広告メールは原則オプトイン

日本の法律での扱いです。日本では、2008年の「特定電子メール法」の改正により、宣伝や広告のためのメールは、事前に同意した人にしか送ってはいけないことになりました。迷惑メールの増加を受けた措置です。送る側は、同意を得た記録を保存しておくことや、配信を止める方法をメールに書いておくことも求められています。

個人情報を渡すときの同意

もうひとつの重要な場面です。個人情報保護法では、集めた個人情報を他の会社などに渡すとき、原則として本人の同意を事前に得ることが求められています。会員登録の画面などで、利用の目的や提供先を示したうえで同意を求めるのは、この決まりに沿ったものです。

Cookieの同意

Webサイトでよく見かける例です。海外のWebサイトを開くと、Cookieの利用に同意するかを尋ねる画面が表示されることがあります。欧州では、利用者を追跡する目的のCookieを使う前に、オプトインで同意を得ることが厳しく求められており、その影響で、世界中のサイトで同意を尋ねる表示が広まりました。

スマホの通知の許可も同じ考え方

身近な例です。スマートフォンのアプリを初めて開いたときに、「通知を許可しますか」と尋ねられることがあります。これも、利用者が許可するまで通知を送らないという、オプトインの考え方にもとづくものです。位置情報やカメラの利用も同様に、許可を得てから使う仕組みになっており、利用者が自分で選べるようになっています。

二重に確かめる方法

より確実な手順です。メールアドレスを登録したあと、確認のメールを送り、そこに書かれたリンクを押してもらって初めて登録を完了させる方法を「ダブルオプトイン」と呼びます。他人のアドレスを勝手に登録されることや、入力の誤りを防げるため、メールマガジンなどで広く使われています。

分かりにくい同意は避ける

運用での注意点です。最初から同意欄にチェックが入っていたり、小さな文字で目立たない場所に同意の説明があったりすると、利用者は気づかないまま同意してしまいます。こうした方法は利用者の信頼を損ない、欧州では有効な同意として認められません。同意の意味が一目で分かる表示にすることが大切です。

企業にとっての利点

手間をかける価値です。オプトインで集めた相手は、自分の意思で情報を受け取ることを選んだ人たちなので、メールの開封や購入につながりやすい傾向があります。対象者の数は少なくなりますが、苦情や配信停止が減り、長く良い関係を保ちやすくなります。数より質を重視する考え方といえます。

あわせて知っておきたい用語

  • オプトアウト:
    利用者が後から拒否を申し出ることで、対象から外れる仕組みです。
  • 個人情報保護法:
    個人情報の適切な取り扱いのルールを定めた法律です。
  • クッキー:
    Webサイトが閲覧者の情報を、ブラウザーに一時的に保存する仕組みです。
  • メールマガジン:
    登録した読者に、定期的に情報をメールで届けるサービスです。

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