アドオン(Add-on)とは、ソフトウェアやサービスに後から追加して、もともとはない機能を使えるようにする拡張用のプログラムのことです。ブラウザーに広告を隠す機能を足したり、Officeに便利な道具を加えたりと、必要な機能だけを選んで付け足せる仕組みとして使われています。
現実世界に例えると、アドオンは掃除機に付け替えるアタッチメントのようなものです。本体はそのままでも、すき間用や布団用のノズルを付ければ、できることが広がります。使わないときは外しておけます。
アドオン図解
「付け足す」という意味
言葉の由来です。英語の「add on」は「付け加える」という意味で、本体に後から足すものを広く指します。ITの世界では、ソフトウェアの本体には手を加えずに、別のプログラムとして機能を追加する仕組みを指して使われます。本体の作り手だけでなく、ほかの開発者が作ったアドオンを使えることも多くあります。
プラグイン・拡張機能との違い
似た言葉の整理です。アドオン、プラグイン、拡張機能は、どれも「後から機能を足す仕組み」で、厳密な区別はなく、ソフトウェアや会社ごとに呼び方が違うだけの場合がほとんどです。
| 呼び方 | よく使われる場面 | 例 |
|---|---|---|
| アドオン | Firefox、Google Workspace、ゲーム | Firefoxのアドオン |
| アドイン | WordやExcelなどのOffice | Excelのアドイン |
| プラグイン | WordPress、画像編集ソフト | WordPressのプラグイン |
| 拡張機能 | ChromeやEdge | Chromeの拡張機能 |
必要な機能だけを選べる
アドオンの利点です。すべての機能を本体に詰め込むと、動作が重くなり、使わない機能で画面も複雑になります。アドオンの仕組みなら、本体は身軽なまま、利用者がそれぞれ必要な機能だけを選んで追加できます。不要になれば外せるので、自分の使い方に合わせた環境を作れます。
身近なアドオンの例
よく使われているものです。ブラウザーで翻訳やパスワードの管理を行うもの、Gmailやスプレッドシートに外部のサービスをつなぐもの、Excelで高度な集計を行うものなど、さまざまなアドオンがあります。ゲームでは、追加のステージや物語を購入して遊べるようにするものも、アドオンと呼ばれることがあります。
入手は公式の場所から
安全に使うための基本です。アドオンは、ソフトウェアの提供元が用意している公式の配布場所から入手するのが原則です。公式の場所では、一定の審査が行われていることが多く、不正なものが紛れ込む危険を減らせます。出どころの分からないWebサイトから入手したアドオンは、使わないようにしましょう。
求められる権限に注意
セキュリティの注意点です。アドオンの中には、閲覧しているページの内容を読み取る、データを外部に送るといった、強い権限を求めるものがあります。便利そうに見えて、実際には閲覧の記録や入力した情報を盗み出す不正なアドオンも見つかっています。追加する前に、求められる権限が機能に見合っているかを確かめましょう。
入れすぎると重くなる
使い方の注意点です。アドオンを数多く追加すると、起動や動作が遅くなったり、アドオンどうしがぶつかって不具合が起きたりすることがあります。使わなくなったものは無効にするか削除し、定期的に見直すのがおすすめです。不具合が起きたときは、アドオンを一つずつ無効にして原因を探すのが近道です。
更新が止まったものは見直す
長く使ううえでの注意点です。本体のソフトウェアが新しくなると、古いアドオンが動かなくなったり、更新されないまま弱点が残ったりすることがあります。長い間更新されていないアドオンは、代わりのものを探すことも検討しましょう。企業では、社員が使ってよいアドオンを決めて管理する例も増えています。



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