PPI(Pixels Per Inch/ピーピーアイ)

PPI(Pixels Per Inch/ピーピーアイ) P
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PPI(Pixels Per Inch/ピーピーアイ)とは、1インチ(約2.54cm)の幅の中に、いくつのピクセル(画素)が並んでいるかを表す単位のことです。画面のきめ細かさを示す数値で、数が大きいほど、文字や画像の輪郭がなめらかに見えます。

現実世界に例えると、同じ大きさのタイル壁を、大きなタイルで貼るか、細かなモザイクタイルで貼るかの違いのようなものです。細かいタイルほど、複雑な絵柄をなめらかに表現できます。

PPI(Pixels Per Inch)図解

PPI(Pixels Per Inch/ピーピーアイ)

基本的な考え方

PPIは、画面の解像度(縦横のピクセル数)と、画面の物理的な大きさの2つから決まります。同じ解像度でも、画面が小さいほどPPIは高くなります。たとえば同じ1920×1080の画面でも、5インチのスマートフォンと27インチのモニターでは、前者のほうが圧倒的に密度が高くなります。

解像度との違い

「解像度」は縦横のピクセル数そのものを指し、画面の大きさは考慮しません。これに対しPPIは、その画素が、どれだけの面積に詰め込まれているかを示します。カタログの解像度だけを見ても実際の見え方は分からず、画面サイズと合わせて初めて精細さが判断できる、という関係です。

dpiとの違い

よく似た単位に「dpi」があります。dpiは1インチあたりのドット(点)の数で、主に印刷やスキャンといった紙の分野で使われます。一方PPIは画面表示の分野で使われる単位です。実際の会話では混同されることも多いのですが、対象が紙か画面かで使い分けるのが本来の形です。

機器ごとの目安

機器 PPIのおおよその範囲 特徴
スマートフォン およそ300〜500 顔に近づけて見るため高い密度が求められる
ノートパソコン およそ100〜220 高精細なモデルとそうでないモデルの差が大きい
デスクトップ用モニター およそ90〜160 離れて見るため、極端な高密度は必須ではない

高ければ良いとは限らない

PPIが高いほど表示は美しくなりますが、その分だけ描画するピクセル数が増え、処理の負荷とバッテリーの消費も増えます。また、人の目が違いを感じ取れる密度には限界があり、一定を超えると差を認識しにくくなります。用途と見る距離に見合った密度であることが大切です。

見る距離との関係

同じ画面でも、近くで見るほど画素の粗さに気づきやすくなります。手に持って顔の近くで見るスマートフォンに高い密度が求められる一方、離れて見るテレビや大型のディスプレイでは、PPIが低くても粗さは気になりにくくなります。必要な密度は使い方によって変わるということです。

スマートフォンの高精細化

スマートフォンの画面は年々高密度になり、文字の縁のギザギザがほとんど見えない水準に達しています。この流れの中で、実際の画素数と、アプリが位置指定に使う座標の単位を分けて扱う仕組みが一般的になりました。おかげで、密度の異なる端末でも同じ大きさで表示されます。

計算の仕方

PPIは、画面の対角線方向のピクセル数を、対角線の長さ(インチ)で割ることで求められます。カタログに記載がない場合でも、解像度と画面サイズが分かれば自分で概算できます。購入時に精細さを比べたいときの、判断材料のひとつになります。

あわせて知っておきたい用語

  • 解像度:
    画面や画像が、縦横それぞれ何ピクセルで構成されているかを示す値です。
  • ピクセル(画素):
    画面を構成する、色情報を持った最小単位の点のことです。
  • dpi:
    印刷やスキャンで使われる、1インチあたりのドット数を示す単位です。
  • ディスプレイ:
    コンピューターの映像を表示するための、出力装置のことです。

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