ICCID(集積回路カード識別子/Integrated Circuit Card Identifier)とは、SIMカード1枚ごとに割り当てられた、世界に1つだけの識別番号のことです。18〜22桁程度の数字で構成されており、いわばSIMカード自身の「製造番号」にあたる情報です。
イメージとしては、ICCIDはICカードに刻まれたシリアルナンバーのようなものです。同じ種類のカードであっても、1枚1枚に異なる番号が刻まれており、それによって個々のカードを区別できます。
ICCIDとは
ICCIDは、携帯電話やスマートフォンに挿入するSIMカードそのものに割り当てられた番号です。SIMカードの物理的なパッケージや、スマートフォンの設定画面から確認できることが多く、通信会社が契約者ごとの回線を管理するための基礎情報として利用されています。
ICCIDの桁数と構成
ICCIDは、国際規格にもとづき18〜22桁の数字で構成されています。先頭部分には業界を示す番号や発行国のコード、通信会社を示す番号が含まれ、続く番号でカードごとの通し番号が管理され、最後の1桁は読み取りミスを防ぐためのチェックデジットになっています。
ICCIDとIMSIの違い
SIMカードには、ICCIDのほかにIMSI(国際移動体加入者識別番号)という別の番号も記録されています。ICCIDが「SIMカードという物理的なカード自体」を識別する番号であるのに対し、IMSIは「その回線を契約している利用者」を識別する番号という違いがあります。
ICCIDとIMEIの違い
ICCIDがSIMカードを識別する番号であるのに対し、IMEIはスマートフォンなどの端末本体を識別する番号です。SIMカードを別の端末に差し替えれば、その端末のIMEIとICCIDの組み合わせも変わることになります。
ICCIDが使われる場面
通信会社への問い合わせ時に契約回線を特定する場面や、SIMカードの再発行・機種変更の手続きなど、回線の契約情報とSIMカードを結びつける必要がある場面でICCIDが利用されます。オンラインでeSIMを発行する際にも、ICCIDに相当する番号が発行されます。
ICCIDの確認方法
物理的なSIMカードであれば、カードの台紙やカード本体に印字されていることが一般的です。スマートフォンの設定画面からも、SIMカードの情報として確認できる場合があります。通信トラブルの問い合わせ時に、番号の提示を求められることもあります。
eSIMとICCID
物理的なカードを使わないeSIMにおいても、ICCIDに相当する識別番号は変わらず割り当てられています。目に見えるカードがなくなっても、通信を提供する事業者側で回線を一意に管理する仕組みそのものは、従来のSIMカードと同じ考え方が使われています。
ICCIDの管理で注意すべき点
ICCIDは通信契約に紐づく重要な情報であるため、むやみに第三者へ伝えるべきではないとされています。SIMカードの紛失や盗難の際には、通信会社へ速やかに連絡し、悪用を防ぐための利用停止などの対応を依頼することが推奨されています。
| 番号 | 識別する対象 | 桁数の目安 |
|---|---|---|
| ICCID | SIMカード自体 | 18〜22桁 |
| IMSI | 契約している利用者・回線 | 15桁程度 |
| IMEI | スマートフォンなどの端末本体 | 15桁 |



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