RAM(Random Access Memory)

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RAM(ラム/Random Access Memory)とは、コンピューターが作業中のデータを一時的に置いておくための記憶装置のことです。日本語では「主記憶装置」と呼ばれ、パソコンやスマートフォンの快適さを大きく左右する部品のひとつです。

現実世界に例えると、RAMは作業机の広さのようなものです。机が広ければ資料を何冊も広げたまま仕事を進められますが、狭いと一度しまってから別の資料を出す手間がかかり、作業がなかなかはかどりません。

RAM図解

RAM(Random Access Memory)

電源を切ると消える

RAMの最大の特徴は、電源を切ると記録していた内容がすべて消えてしまう点です。この性質を「揮発性」と呼びます。作業中の文書を保存しないままパソコンの電源が落ちると内容が失われるのは、そのデータがRAMの上にしか無かったためです。

ストレージとの違い

項目 RAM ストレージ(SSD・HDD)
役割 作業中のデータを置く データを保管しておく
電源を切ると 消える 残る
速さ 非常に速い RAMより遅い
容量の目安 8GB〜32GB程度 256GB〜数TB

「ランダムアクセス」という名前の由来

ランダムアクセスとは、どの場所のデータであっても、順番に探すことなく直接読み書きできるという意味です。カセットテープのように頭から順に送る必要がないため、この名が付けられました。

容量が足りないとどうなるか

RAMが不足すると、パソコンはあふれた分をストレージへ一時的に逃がして処理を続けようとします。この動きをスワップと呼びますが、ストレージはRAMより大幅に遅いため、動作が急にもたつく原因になります。

RAMの種類

RAMには大きく分けてDRAMとSRAMの二種類があります。パソコンのメインメモリとして使われているのは、安価で大容量化しやすいDRAMです。SRAMは高速な代わりに高価なため、CPU内部のキャッシュなど限られた場所で使われています。

DDRという規格

現在のパソコン向けRAMは、DDR4やDDR5といった規格に沿って作られています。世代が違うものは物理的に取り付けられない仕組みになっているため、増設や交換の際は対応する規格を確認する必要があります。

スマートフォンの仕様表での表記

スマートフォンの仕様表にある「RAM 8GB」は、ここで説明したRAMの容量を指しています。同じ欄に並ぶ「ROM 128GB」は、本来のROMの意味ではなく、保存用のストレージ容量を表した日本独特の書き方です。混同しやすいので注意が必要です。

どれくらいの容量が必要か

必要な容量は使い方によって変わります。ウェブの閲覧や文書作成が中心であれば8GBでも足りますが、写真や動画の編集、ブラウザのタブを多数開いたままの作業では16GB以上が快適とされています。用途に対して余裕があるかどうかが判断の目安になります。

後から増やせるとは限らない

デスクトップパソコンであれば、空いている差し込み口にメモリを追加できることが多くあります。一方で薄型のノートパソコンやスマートフォンでは、基板に直接取り付けられていて増設できない場合がほとんどです。購入時に必要な容量を見極めておくことが大切になります。

あわせて知っておきたい用語

  • メモリ:
    データを一時的に記憶しておく装置の総称です。
  • DRAM:
    パソコンのメインメモリに使われる、代表的なRAMです。
  • ROM:
    電源を切っても内容が消えない、読み出し用の記憶装置です。
  • スワップ:
    不足したメモリの内容を、一時的にストレージへ逃がす仕組みです。

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